2025年3月31日(月) 思い切ってお米買いました。

朝日新聞デジタルに「ついにスーパーに並んだ備蓄米 表示なし、銘柄米より1千円ほど安く」という記事が載りました。価格は3,542円だそうです。
銘柄米の袋には産地が具体的に記載(写真をクリックして見てください)されているが、備蓄米の産地や品種は「複数原料米 国内産」となっている、と記されています。なるほど。
ところで、今回の米騒動ですが単に生産量が減ったため価格がつり上げられたのでしょうか。であれば農家の収入も相当増えたはずなのに。一時、中間業者が売り渋り価格がつり上がったと言われた時もありました。これが本当ならインボイスを調べることにより明らかになるのではないかと思った次第です。
調べてみると農家にはインボイスの特例があるそうです。①農協特例、②媒介者交付特例、③卸売市場特例の3つが該当します。農協特例とは、農家が農協などに委託販売しているときにインボイスを発行しないで済む特例です。媒介者交付特例は、売手の農家が買手に農産物を販売するときに媒介者を挟んで委託販売を行う場合です。いずれの場合も農家はインボイスを発行する必要はありませんが、農協、委託販売業者がインボイスを発行することになります。
従ってこのあとの取引に関してはインボイスを追いかければ内訳が分かるはずです。農家にインボイス発行、消費税の納税等の手間を掛けさせないための手段なのではないでしょうか。
国は払われた消費税が全て納税されるとは思っていません。しかし、今回の備蓄米にしても141,796トンが落札され、落札価格は21,217円/60㎏と発表されています。単純に計算すると1トン当り353,616円になり、総額501億4140万円になります。消費税は40億1130万円、と思ったら消費税抜きなんだそうです。店頭価格は落札価格に加えて精米や輸送などにかかるコストも踏まえ決まり消費税が掛かるそうです。
さて、仕入れに消費税が掛からず販売時に預かった消費税はどのように扱われるのでしょうか?そもそもJA全農が約9割を落札したわけですが、それを仕入れた業者は消費税を払うんでしょうか。JA全農はその消費税を全額納税することになるのでしょうか?
やはり日本の消費税は理解できない。