南町会のご紹介
福生市には34の町会・自治会が活動しています。南町会は福生市熊川の南地区の住民が地域のコミュニティーの場として共同生活を営むための組織です。南地区には約500世帯が居を構えていますが町会に加入しているのはその約30%、150戸です。
南町会は地域住民による法人格を取得しており、このページにもある南会館を所有、管理しています。総工費約3,000万円をかけて建築されたこの南会館は南町会のほぼ中心に建てられ、建坪は約110㎡の2階建てで大変モダンな建物です。設備は約30畳の集会室、約10畳の会議室があり、台所・洗面所などが完備されています。
町会の運営は、会員からの町会費(年額2,400円)、市からの補助金などにより行われています。市の行事に参加するだけでなく、自主活動として回覧板・掲示板(このホームページではなく地域に7箇所設置されています)による広報、隣の内出町会と共同で催される夏祭り、新年会それに「ふれあい広場」と称して青少年育成地区委員会と共同で行うもちつき大会、防災訓練などがあります。
また、年末には役員・理事により町内パトロールが行われ、現代ではめずらしくなった拍子木の音が冬空に響きます。
阪神淡路大震災においては地域コミュニティの重要性が見直されましたが、喉元過ぎれば何とかで何もない平和な時には忘れられがちになってしまいます。南会館には市によって防災倉庫が設置されており、非常時に役立つ工具類、発電機、照明設備、毛布や非常食などが蓄えられています。会館自体も通常の住宅に比べて頑丈に造られています。
望むと望まざるとに関わらず、そこに住んでいる以上地域コミュニティーに参加するのは住民として当然の義務とも考えられます。日本の良い伝統である隣組の現代版とも言える町会にご加入をお勧めします。
文責 元町会長 乙津豊彦